HSS型HSP🌏Millieの脳内世界

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It is getting hotter.
Be careful not to eat too much cold food.
This year's ducklings will hatch soon.
How many ducklings will we see ?

体験談>病院>差額ベッド代>支払義務について

差額ベッド代。


個室入院時しかかからないと思っている方がいらっしゃいます。
健康で、入院とは縁のない方ですね。うらやましい。


私も乳がん手術が初入院でしたが。でも事前の下調べで知ってました。
実際は大部屋でも差額代がかかる病院が、どんなに大病院でも普通にあることを。
例えば通路側だけは不要、他は要とか。


私が乳がん手術で入院した大病院も、相当な病床数でしたがやはりそうでした。


検査検査検査、の結果確定診断が下りると執刀医が決まり、執刀医との面談で手術日が決まります。
その後看護師に個室希望か大部屋希望かをヒヤリングされます。
私は大部屋希望ですと即答しました。


看護師「通路側は夜中も巡回の看護師が何度も出入りしますし、トイレの出入りもありますから、うるさいですよ」
ニッコリ優しいお顔で遠回しに「静かな窓際」を勧められます。


大部屋。※ネットで拾える別の病院の写真です。


私  「術後の痛みで睡眠薬をもらうと思います※から、通路側でいいです」
※これは手術経験者の方々のSNSなどで入手した情報です。


すると渡された紙。
写メとか撮ってないのでアレですが、中身をうんと砕けた要約にするとこんな感じです。


<1枚目:説明書>
「うちは差額ベッド代不要のベッドが少ないです。大部屋の通路側だけ。だから争奪戦。あなたへの割り当てを約束できません。もし差額ベッドしか空いてなかったら、差額代払ってくれるかな?」


<2枚目:同意書>
【いいとも~!署名:        



本来、病院側の都合で差額ベッド代のかかるベッドにしか入院させられない場合、差額代は取ってはいけないことになっています。


厚生労働省の通知では「実質的に患者の選択によらない場合」という表現。


この表現がなんともお役所言葉的あいまいさのため
患者に選択させれば(同意書さえ取れば)OK
という解釈が、私が入院した当時(2016年8月)は一般的でした。


なので公立病院だろうが堂々と「差額代のかからないベッドが満杯だから」という理由で同意書を求めてましたし、厚労省も実質黙認していました。



私  「通路側でも結構ですので、差額代不要ベッドを希望します」
看護師「でも、空きが少ないんですよ」
私  「では、待ちます」
看護師「えっ??」
私  「空きが出るまで待ちます」
看護師「あなたの手術日は、もう1か月後に決まってるんですけど??」


当時は海老蔵さんの奥さんの件で、空前の乳がん検診ブームが沸き起こっていた渦中。
手術日の空きも少なく、2か月待ちでした。
しかし


執刀医「お盆はさすがに嫌がる人が多くて※まだ若干空きがあります」
私  「お盆上等です!」


ということで、1か月後に決まったところでした。


※地獄の窯が開くから、手術は縁起でもないということでしょうか??
私的には「会社の盆休みをフルに使える!有休をセーブできてラッキー!」でしたが。


私  「本来は、病院都合で差額ベッドになった場合、払う義務はないはずです。ただ、実際高いベッドに寝て支払いだけ拒否できるほど強心臓ではありません。なので安いベッドが空くのを待ちます。手術日が数日ずれても仕方ありません」


『空かぬなら、空くまで待とう入院病棟』(字余り)
徳川家康的心境です。


看護師「・・・・・・では、同意書は拒否されると??」
私  「では、出します」


いいとも~!空くまで待ちます。そのために手術日がずれることに同意します。

署名:エンドウ ミリエ(仮名)   】


※ネットのフリー画像には円堂ハンコはなかった•••



実際は二重線で消して訂正印も押しました。青地が自分で書き加えた部分です。


BGMは
わたし待つわ〜いつまでも待つわ〜♫
いや、際限はありますけれども❗️



そして結局・・・
私には希望通り大部屋の通路側(差額不要)が割り当てられました🌟



ここまで読まれた方の中には


「そんなやり取りしたら、病院との関係が悪くなるでしょ?」
「これから手術を受けるのに、ギクシャクするのはごめんです」
「お互い気持ちよく入院するために、そのくらいの差額は払うべき」
「ケチ」
「私は、こんな人(ミリエ)苦手だわ」


と思われる方もいらっしゃるかもしれません。


病院側も当然、その辺の心理を突いた上でやっていたことだったでしょうけど。


しかし、それから1年半経った2018年3月5日。厚労省がとうとう重い腰を上げました。
あいまい表現に加筆修正したのです。


「保医発0305第6号」の通知で「実質的に患者の選択によらない場合」にこう付け加えられました。


特別療養環境室以外の病室の病床が満床であるため、特別療養環境室に入院させた患者の場合


要は、
差額ベッド代不要の病床が満床という理由では、差額ベッド代を請求しちゃだめだからね!


と明記したということです。


それでも「やっぱりこの人(ミリエ)苦手」と思われた方には、ごめんなさい。


タイトルの歌はこちら。あみんの「待つわ」

待つわ
待つわ
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