大田区散歩>東京港野鳥公園4⃣自然生態園編
最後は左(西)側の「自然生態園」に行きました。
未読の方は是非1⃣からどうぞ。
この部分です☟
こちらは、文章では少々説明しにくいのですが、いったんチケット売り場横の門を出て通路の向かい側の「自然生態園」と書かれた門を入り直すことになります。
一旦園外に出た感覚になるので、なんとなくそのまま帰ってしまう人もいるんじゃないかなと思いました。
自然観察舎という建物がありますがこの日は照明も落とされていて何の展示もありませんでした。
田んぼがあって、小さい淡水池がありますがカルガモくらいしかおらず、汽水池の賑わいとは対照的な雰囲気でした。
チャノキの花が咲いていました。
チャノキはつまりお茶の木です。
チャノキはツバキ科ツバキ属なので椿そっくりの花でした。
お茶の種類は緑茶(不発酵茶)烏龍茶(半発酵茶)紅茶(発酵茶)などいくつもの種類がありますが、原材料は全て同じチャノキの葉です。
加工工程と醗酵度合いが違うだけなんですね。
またチャノキは野生種は軽く10m超え、栽培種でも放っとくと7mほどにもなる高木(こうぼく)だそうです。
茶畑で見かけるチャノキがせいぜい人の腰の高さしかないのは、ヒトが茶摘みをしやすいようにせっせと刈り込んで低く抑えているだけだったのです。
チャノキは寒さに弱いため栽培北限はジョージアと言われます。
ジョージアは欧州の中ではかなり南に位置します。
つまり欧州ではチャノキの栽培はほぼ不可能。
イギリスがインドやスリランカという植民地で茶を栽培させた理由がわかりました。
帰りはまた大田市場に戻り、都営バスで品川に帰りました。
大田市場と東京港野鳥公園は無理なく一日で回れる良いお散歩コースでした。
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