「サザエさんの町」として有名な東急田園都市線桜新町駅。

駅の出口のある（桜新町駅は地下駅）旧大山通り沿いの北側にあるのが桜神宮です。
駅から160m徒歩わずか2分です。

この一帯は江戸時代から1967年（昭和42年）までは世田谷区新町といったそうです。

明治時代に高級住宅地として売り出した時に植樹された桜並木から、東急多摩川線の駅が先に（昭和初期頃から）「桜新町」を名乗っていたようです。

それが1968年（昭和43年）の住居表示実施の時に、町名も正式に世田谷区桜新町になりました。

桜神宮は神社公式を見ると1883（明治16）年に神田に創建されたとあります。

ところが1919（大正8）年に「西の方角へ直ちに移転せよ」との神託により現在地に移転。
すると4年後の1923（大正12）に関東大震災が起きました。

下町の神田界隈（地盤が強固な上野台地のすぐ外側）は被害甚大だったのが、世田谷（地盤が強固な武蔵野台地の上に乗っている）に移っていたため被災を免れた、との話です。

神社公式。

桜神宮は、現在では数少ない古式神道の、その総本社を名乗っています。

古式神道とは？については上の神社公式の方が詳しいのでそちらをお読みください。

おみくじ結び所が桜型で、とっても映えます。

1月29日日曜日の午後の訪問時に、境内の寒緋桜が数輪ほころんでいました。

ここから旧大山通りを挟んで反対側（駅南口側）にある久富稲荷神社に向かいました。

初詣2023㉗>長い参道を抜けて桜新町の久富稲荷神社、に続きます。