健康>8:16減量法/再度のご紹介②本編❻注意点<向かない方>
これらの記事の続きです。
オートファジーをダイエットに応用した本を最初に出したのはこの方。
あおき内科埼玉糖尿病クリニック院長、
医学博士/青木厚(あおき あつし)氏
(内分泌代謝科専門医・糖尿病専門医)51歳です。
※プロゴルファーの青木淳(あおき あつし)氏とは別人です。
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私は今回8:16断食法を実践して、なかなか有効だと実感しました。
しかし、当然ながら「断食に向かない人」は存在します。
一例を挙げると以下のような方です。
- 基礎疾患のある人(摂食障害、低血糖症を含む)
- 成長期の未成年者
- 妊娠中/妊活中の女性
- もともと筋肉量の少ない人
- 日常的に激しい運動をする人
摂食障害の既往症がある(治療は終わっている)方でも先に医師に相談してください。
プチ断食が拒食再発の引き金になる可能性があります。
また、「②本編❸空腹感を楽しむ」(8/14公開記事)でも申し上げました通り、
たった一度一食を抜いただけで
- 吐き気
- 動悸、目まい
- 寒気、冷や汗
- 強い脱落感、疲労感
等の症状が現れる方は、低血糖症等なんらかの病気が疑われます。
まず先にそちらの治療をお勧めします。
無理に断食を行うと重度の低血糖症状(意識混濁や昏睡)が現れる可能性がありますので、自己判断はおやめください。
私がお勧めするのは、健康を害してでもとにかく体重が落ちればよいという、あしたのジョーの力石がやったような無理な減量ではありません。
プチ断食によって身体のオートファジー(細胞内自食浄化)システムを強制起動させ、健康に近づくことにより自ずと適正体重に近づくダイエットです。
それから、幼少時から「一日三食食べないと病気になる」と教えられてきた方の中には、基礎疾患や既往症が特になくとも空腹感が心理的に苦手な人がいらっしゃいます。
おなかがすくと惨めな気持ちになる、悲しくなる、イライラする、等とおっしゃる方。
空腹時血糖値が低血糖には該当しない場合でも、心理的に空腹感を嫌悪される人です。
強い思い込みは、ノセボ効果※により本当に身体症状を発現させることがあります。
その場合はストレスMAXになるでしょうから、お勧めしません。
※ノセボ効果※
「反プラセボ効果」ともいう。
毒ではない薬を毒だと偽って投与すると、思い込みにより本当に具合が悪くなる人がいる。
➡マイナスの思い込みで、あるはずのない副作用が出ること。
重篤な副作用が出現した例もあり、軽視できない。
以上のいずれにも該当しない方は、一度軽く試してみるのもありかと思います。
8時間の中なら何を食べても自由ですし、カロリー制限もありません。
しかし例えば12時から8時と決めた場合、8時には夕食を終えるのが目標になります。
以降就寝まではノンカロリーの飲み物だけOK。
すると自然に「寝る前3時間は何も食べない」ことになります。
睡眠の質を上げるためには就寝時間までに胃を空にしておくことが有効と言われます。
食物の胃滞留時間は平均2~3時間、高脂肪分の物は4~5時間。
なので夕食に特に脂濃いものを食べていなければ、3時間たてば胃は空になり、より質の良い睡眠がとれることになります。
睡眠の質が下がると、以下のようなことが起こると判明しています。
※睡眠不足は食欲抑制ホルモン・レプチンの分泌を減少させ、食欲亢進ホルモン・グレリンの分泌を増加させるため食欲が増大し、肥満になりやすくなる。
つまり8:16ダイエットを行うことで、この点でも肥満になりにくくなるのです。
いかがでしょうか?
それではあと一回だけ、まとめ編を書いて
「8:16減量法/再度のご紹介」全8記事を締めようと思っています。
よろしくお付き合いください。

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