野鳥>カルガモ>8月末誕生の新しい仔鴨
本日速報でお伝えした、季節外れのこの時期に!生まれた、
異例の仔鴨のお話です。
こちらの続報です。
この池では、今年4月末に例年より若干早く10羽のカルガモのヒナが誕生しました。
今年ひと組目のヒナです。
カラスにさらわれ(たともっぱらの噂でした)すぐに7羽に減りました。
7羽は全員無事に育って7月に入る頃には成鳥になりました。
全員で公園の小山に登っては崖(高さ2mほど)から順番に飛び降りるという飛行練習をやっていました。
その姿を微笑ましく見ているうちに、8月には池から姿を消しました。
たぶん新しい縄張りを求めてい2㎞ほど先の川に移住したのだと思います。
7羽が大人になったのと入れ替わるように、7月初めに別のお母さんに5羽のヒナが生まれました。
しかし、乱暴者の他の大人カルガモにつつき回され、2羽が死んで、残り3羽になってしまいました。
このお母さんはとても小柄で見るからに幼く、また性格も気弱で、他の鴨からはとにかく逃げ回っていました。
しかし生き残った3羽はすくすく成長し、もうほとんどお母さんと同じ大きさになりました。
あとは飛ぶ練習をするだけです。
例年は大体この二巡でカルガモの繁殖シーズンは終了します。
ところが今年は今になって、三巡目のヒナが6羽生まれてしまいました。
先週木曜〜金曜頃に孵化したと思われるヒナです。
このお母さんは、体も大きく、とてもどっしりと構えています。
子育が初めてではないのかもしれません、
またとても気が強く、他の大人鴨がちょっとでも子供に近づこうとすれば、ものすごい剣幕で追い散らします。
他の鴨が近づくと子供を連れて大急ぎで陸地に逃げていた、ニ巡めのお母さんとは正反対です。
その母の姿を真似てか、または遺伝か、子供たちもなかなか強気です。
特に1羽際立って強気な子がいて、人間で言えば幼稚園児くらいなのに、近づこうとする大人に突進していきます。
それどころか、逃げていく大人を5mほども追いかけて行くのです。
驚いてしばらく観察しましたが、何度か同じことが繰り返されました。
決まって同じ1羽でした。
周りのおばさまたちからも
「強いわ〜」
「逞しいわ〜」
「この子は生き延びるわ〜」
という賞賛の声が上がっていました。
しばらくまた見守っていきたいと思います。
向かって右がお母さん似の強い子
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