幼少期の想い出>余はいかにして夏休みの宿題を仕上げしか②
こちらから続いています。
小1の時の初めての夏休み。
宿題の、真っ白な絵日記長を見たら湧き出す創作意欲が止められず、一気に40ページ全てに絵入れをして母親を激怒させました。
夏休みの宿題を1日で全てやり終え、絵日記まで1冊全部絵入れをすませてしまった私。
※さすがに6歳児ながらそこは理性が止めたのか、「てんき」と「ほんぶん」は未記入でした
娘の行動が全く理解できない母親(小学校教師)。
「絵日記帳を買い直してくるから、心を入れ替えて1日1ページずつ書き直しなさい!」
鬼のように激おこです。
私はどうしたか。
普通の6歳児なら、大人がそこまで本気で怒り狂ってたら、何も言い返せず泣く泣く従うと思いますよ。
しかし私は母親に言い返しました。
「絵のとおりのことをすればだいじょうぶ!」
えっと、みなさん意味わかりませんよね。
母親もさっぱり意味が分からず、困惑してますます怒りました。
「何言ってんの、あんたは❓」
そこに「俺はわかるぞ!」と物言いをつけたのが、同居の祖父(父方)でした。
さすが日ごろから(母親に押しつけられて)私の面倒を見てくれていた人は違いました。
私の言わんとすることを理解し、母親に通訳(意訳)してくれたのです。
つまりはこういうことでした。
「ミリエ(仮名)が描いてるのは、夏をお題にした一般的なイメージ画だ。だから、花火を描いてる日は花火をすればいいし、スイカを描いてる日はスイカを食べればいい。今日はメダカを描いてるから、裏の川でメダカを捕ればいいんだ」
「今からメダカ捕る!」と私。
「意味わからん!!!」
と母親は抵抗しました。
うん、まあ、そうね。
「あさっては海の絵を描いてるじゃないですか!絶対に海に連れて行かなきゃいけないんですか!?私はいやですよ!お義父さんが連れて行くんですか!?」
「ああ、連れていく」
母親はあきれ顔でさじを投げ、私は「未来絵日記」の予言通りに夏休みをこなすという、非常にシュールな体験をしたのでした。
いや、それが面白かったんですよ。マジで。
毎日寝る前に「未来絵日記」で明日のスケジュール確認して、「明日は金魚すくいか。よしっ!」とか。SFぽくないですか?
翌年の小学2年生の夏休みにもやってみたいくらいの面白さでした。
しかし母親から事前に
「今年の絵日記をまた初日に全部書いたりしたら、8月から3か月間のお小遣いやらないよ!」
と事前通告されたため、そりゃ困るよ・・・としぶしぶあきらめたのでした。
でも、絵日記以外の宿題はやはり最初の2、3日でやりつくしてましたね。
小学校卒業するまでずっとそうでした。
過集中は、HSS型HSPの特性のひとつ
思えばあれは「過集中」だったんでしょう。
過集中とは、何かに夢中になると集中し過ぎ・やり過ぎてしまうという、まさに文字通りの状態です。
日本ではつい最近まで「過集中=アスペルガーまたはADHDの典型的特徴」という考えが支配的だったようです。
そういう傾向を示す子供は、片端からアスペルガーやADHDと診断されていたようです。
しかし、実は過集中はHSS型HSPの典型的特徴でもあるということが、最近ようやく言われるようになりました。
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