HSS型HSP🌏Millieの脳内世界

いらっしゃいませ。お好きな記事へどうぞ。

   

It is getting hotter.
Be careful not to eat too much cold food.
This year's ducklings will hatch soon.
How many ducklings will we see ?

自己紹介>答えはわかる。だが心情がわからない。

メインテーマ(HSP)からの脱線が続いております。


脱線ついでに、私が小学校の低学年の時に「わからん!」と思わずつぶやいた、算数の問題をひとつご紹介します。


【もんだい】
あき子さんは、20ページの本を、きのう6ページよみました。
きょうは7ページよみました。ぜんぶよみおわるためには、
あしたはなんページよめばいいでしょうか?


【答え】
20-6-7=7ページ


はい、答えは7ページですね。
当時の私も、答え自体なら楽勝でわかりました。
だけど、私は理解できなかったのです。あき子さんの気持ちを。


その時の私の心のつぶやきは、今でもはっきり覚えてます。(下のセリフは意訳です)


「たった20ページの本なんて、ふつう、読みだしたらその日のうちに全部読むもんじゃないの。途中でやめちゃったら、続きが気になって気持ち悪いもんだよ。
6ページでやめても平気だなんて、そりゃよっぽどつまらない本だったに違いないね。
だけど、そんなにつまらない本をよく最後まで読んだもんだよ。あき子さんは偉いね。
あたしゃ無理だよ。」
(ちびまる子ちゃんの口調が似あいます)

そうなんです。
私は本を買ってもらうと、そしてそれが面白かった場合は、読み始めたら最後まで読み終わらないと絶対に気が済まない子供でした。
そして、冒頭数ページで「こりゃぜんぜんおもしろくない!」と思ったら、もう読まない。
面白くない本を無理やり読むなんて、苦痛だ。


教科書は、4月に新しいのをもらって帰ったら、まず一日一冊(一教科)ずつ最後まで通読しないと気持ちが悪い。


夏休みや冬休みの宿題ドリルなんて、持って帰ったら次の日までに最後まで全部やってしまう。
磯野カツオはなぜ、真っ白のドリルのプレッシャーに8月31日まで耐えられるんだろうか?



小学校一年生の夏休みなんて、夏休みの絵日記40ページ(8月31日の分まで)、全部初日に絵を描いてしまった。
(そんな馬鹿な!と思われるでしょうが、恐ろしいことに事実です)


※これをどうやってつじつま合わせしたのかは、長くなるのでまた今度にします。


小学校の入学祝に、気前のいい親戚が全15巻ほどの「世界と日本の名作文学全集」(おそらく小学校中学年対象)をプレゼントしてくれました。
この時もそうでした。


親戚が来たのがもう夕方だったため、なんとかして「読むのは明日から」にしたい祖父母。
(我が家はわけあって、祖父母が主に私の面倒を見ていました)。
   VS
何とかして読みたい本好きの私。
お風呂のあと、ジジババの目を盗んで「そんごくう」を読み始めた私。
(よりによって15巻の中でボリューム最大だった巻)


そしてそれは、出だしからめちゃくちゃ面白かった!
(最後まで読み終わらないと続きが気になって絶対に寝つけないパターン)


ジジババが気づいた時には私はもう一心不乱。
もうやめなさいと本を取り上げようとしたら、泣く。
電気を消したら、トイレ(自分で電気をつけられる)に本を持ち込んで続きを読む。
攻防戦を繰り広げながら、結局日付が変わる頃にようやく読み終えた、6歳の私。


ええ、ええ、満足でしたとも。最高だぜ「西遊記」❗️


(最近のゴクウはずいぶん顔がシュッとしてるんですねえ)

西遊記 (10歳までに読みたい世界名作)
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学研プラス

(これは、もうちょっと大きい子向け)

西遊記 上 (岩波少年文庫)
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岩波書店
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そして冒頭の問題の「あき子さん」のことを、当時の私はおそらくこんなふうに思っていたのです。


「あき子さんは、まだ本当に面白い本を読んだことがないんだね、きっと。かわいそうだね。」


なんか筆が載ってきたので、このテーマ続きます。
夏休みの初日に全部の絵入れを終えてしまった、40ページの絵日記はいったいどうなったのか!?


待て次号。(懐かしい、昭和なアオリ)