神奈川県座間市に星の谷（ほしのや）という地名があります。

正確に言うと現在ではもう地名ではなくなっていますが、神奈川県座間市入谷3丁目の妙法山星谷寺（星の谷観音）や神奈川県座間市入谷西3丁目の星の谷公園、神奈川県座間市入谷東1丁目の星の谷三峰神社などに名前が残っています。

座間駅から星の谷三峰神社は850m徒歩12分。

三峯神社は埼玉県秩父市三峰（三峰山頂・標高1,100ｍ※）にある神社で、狼※を守護神として祀るのが特徴です。

※奥宮は標高1,329m。
※三峯神社では「お犬様」と呼称。

オオカミの語源は大神です。

古代日本で食物連鎖の頂点に君臨したのはニホンオオカミとツキノワグマでした。
（ヒグマは北海道にしかいません）

欧州人（牧畜民族）からは「大事な家畜を食い殺す」として忌み嫌われたオオカミですが、日本人（農耕民族）からは「畑を荒らす害獣（シカやイノシシ、猿など）を追い払ってくれる益獣」として神の使いと崇められ「大神（オオカミ）」と呼ばれました。

秩父三峰神社は三峰山ごと「関東最強のパワースポット」の呼び声高く、いわゆる神社マイラーには非常に人気がありますが、末寺は少なくめったに見かけません。

星の谷三峰神社はその稀少な末寺のひとつです。

星の谷という美しいレア地名と相まって非常に神秘的に思え、週末に行ってみました。

長い階段を上がると拍子抜けするくらい小さな社殿がありました。

オオカミの固いオーバーコート（上毛）がよく表現されている板絵。

ここは神奈川県立座間谷戸山公園の一角になっています。

谷戸山公園を散策後に移動するためにJR入谷駅に行ったら単線・無人駅でした。

そちらの記事。

入谷駅から下溝駅まで、相模線で2駅移動して神奈川県立相模原公園に移動しました。

続きます。