昨年は「ビスケットの日」をご紹介しました。

今年はこちらをご紹介いたします。

バカヤローの日

日本史で習ったかもしれない（今は習わないかな？）「バカヤロー解散」が行われた日です。

1953（昭和28）年の2月28日、当時の首相である故・吉田茂（日本自由党）が衆議院予算委員会の席上で西村栄一議員の質問に対し興奮して「バカヤロー」と発言したものです。

吉田茂首相（当時は第4次吉田茂内閣）に対する西村栄一議員の質問中、以下のやり取りあったとされます。
衆議院の速記記録に残っていて、当時の新聞にも詳細に報道されています。

吉田「ただいまの私の答弁は日本の総理大臣として御答弁いたしたのであります。私は確信するのであります」

西村「総理大臣は興奮しない方がよろしい。別に興奮の必要はないじゃないか」

吉田「無礼なことを言うな」

西村「何が無礼だ」

吉田「無礼じゃないか」

西村「質問しているのに何が無礼だ。君の言うことが無礼だ。（中略）答弁できないのか君は」

吉田「馬鹿野郎」

この発言が元となり内閣不信任案が提出され、可決。
それに対し同年3月14日に吉田茂氏が衆議院解散という形で対抗したものです。

前代未聞のこの解散を俗に「バカヤロー解散」と呼びます。

余談ですが白洲次郎氏は吉田茂氏の側近でした。

⇩過去の「珍解散」4選。
画像はウィズニュースよりお借りしました。