映画評:「ザ・メニュー」全然食欲は湧かないグルメ?サスペンス映画
10月になってAmazonプライムビデオの会員無料映画の顔ぶれが変わったので、新しく無料に下りてきた「ザ・メニューThe Menu」(2022年米国)を見ました。
画像はシネマモードよりお借りしました。

ウォルト・ディズニー・スタジオ製作作品なのにR15+
という不穏さに、いや~~~な予感を感じつつ鑑賞したら…予感は大当たり。
本当にいや~~~な後味でした。
後からWikipediaを見たらジャンルが「サスペンス・コメディ」と書かれていたんですが、ヒロイン一人以外は全員37564になる映画の、どの辺がコメディ?
アメリカン・ユーモアがわからない。
いや、本当にふたこと目には「夢、夢、夢」と言うウォルト・ディズニー・スタジオがよくこれ作ったな。
悪夢も夢ということですか。
というわけでサスペンスなのでストーリーにはあまり触れませんが、ひとつだけちょっと気になったエピソードを挙げます。
タラとオヒョウのどっちが高級か、だって?
レイフ・ファインズ演じるカリスマシェフ(ストレスで狂ってる)が、富豪の老夫婦の夫の方に
「今まで何度私のレストランに来た?ひとつでいいから食べた料理を言ってみろ」
と問うのですが、夫は答えられません。
妻がこっそり「タラよ」と耳打ちすると、シェフは激おこします。
「タラじゃない!もっと稀少なオヒョウだ!バカ舌め!!」
富豪妻・アンを演じるジュディス・ライト画像は映画com.よりお借りしました。。

ここ、私的には「えええ~~」なのです。
<オヒョウ>
大きい鮃(ひらめ)とかいて大鮃(おひょう)。
しかしカレイ目カレイ科オヒョウ属の海水魚なので、カレイ。
ヒラメとカレイの見分け方は「左ヒラメに右カレイ」。
オヒョウは右側に目があるのでれっきとしたカレイ。
北半球の冷たい海の水深400m~2000m付近の大陸棚に生息。
オスは体長1~2m、メスは体長3m・体重200㎏を超えるものもいる。
肉食で非常に獰猛で口が大きく歯が鋭く、たまに漁師が怪我をする。
欧米では淡白で上品な味と高評価され好まれる一方、日本では「大味」とされ、普通のカレイやヒラメに比べ人気は低く、市場価格も安い。
そのため低価格帯寿司ではヒラメの代用魚に使われる。
回転寿司の「エンガワ」は、だいたいオヒョウと思っとけばよい。
オヒョウ画像は横浜丸魚株式会社よりお借りしました。
加工写真でも生成画像でもないですよ。
マジでこのサイズ。ほぼ布団。

欧米人と日本人の魚に対する温度差。
欧米料理のように、白身魚と見るやぜんぶ塩胡椒してバター焼かフライにしちゃったら、白身魚の区別なんか素人にはつかないですよ。
素材の味が繊細すぎますから。
あなたはカレイとヒラメとオヒョウを全部、素材のまま、つまり刺身で食べて、そのうえでオヒョウが一番高級魚と評価するんですか?
刺身で食べたらヒラメが最高に決まってるでしょう?
ああーん?
とレイフ・ファインズに物申したくなってしまったのでした。
㊟カレイにはアニサキスがいるので、一般的に刺身で供されることは少ないです。
アニサキスは冷凍か加熱で死にます。
カレイの刺身は薄造りにすることが多いのは、アニサキスの目視確認のためです。
この記事のタイトルですが、レイフ・ファインズ演じるカリスマシェフの作る「予約が取れないほど人気の創作料理」は、どれもこれも小洒落た「しゃらくせえ系」で、「旨そう系」ではないので、こうなりました。







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