HSS型HSP🌏Millieの脳内世界

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It is getting hotter.
Be careful not to eat too much cold food.
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仕事の思い出>国家試験/資格試験の試験監督❶弁当忘れても時計忘れるな

年に数回〜多くても10回×10年くらいやった単発バイトに試験監督があります。
派遣の仕事でした。

試験といってもピンキリですが、国家試験や資格試験を選んで受けていました。


国家試験や資格試験は社会人が対象なので必ず土日に行われます。
なので平日他の仕事をしていても副業としてできるからです。
難しい試験の方が時給が良かったからでもあります。

一つの試験につき4種くらいの職種で募集がありますが、試験監督者(教室監督者)を選んでしました。
一番時給が良かったからです。


他の職種は試験監督補助、案内、本部補助などです。



逆に監督補助しか希望しないという人の意見を聞くと

  • 監督者は大きな声を出さなきゃいけない
  • タイムキーパー役なので気が抜けない
  • 運営をミスった場合は責任を取らされる

などが嫌という人が多かったですね。


試験監督補助は試験監督の指示で動きます。
例え時給が200円程度安くてもその方が楽でいい、という人も一定数いました。




10年経験した中で一番困ったエピソードを書いてみたいと思います。


時計忘れたから貸してと要求する受験者と、
マニュアルを読んでない❓監督補助員のダブルパンチ



国家試験や資格試験の試験会場はだいたい大学の教室(借り物)です。
壁掛け時計がある教室もあれば、ない教室もあります。
そのため受験生の必須持ち物のひとつに時計があります。



最近は「時間はスマホで確認するから腕時計なんて持たないよ」という方もいらっしゃいますが、試験中スマホを見るのは厳禁です。

腕時計持ってなきゃ置き時計でも何でもいいから、とにかく時計は各自持参❗️というのが普通です。

試験要綱にも書いてあります。




その受験者は50代くらいの男性でした。

男性「腕時計忘れてきたから、スマホで時間見るの許可してください」

私 「できません」


男性「だってスマホでしか時間が確認できないんです」


私 「いかなる理由があろうと試験中のスマホの取り出しは禁止です」
(試験要綱の該当ページを開いて見せる)

男性「じゃあ私は時間配分ができないじゃないですか❗️」


私 「試験開始〇分経過時と終了〇分前にアナウンスを行う規定です。目安にしてください」


男性「そんなんじゃ全然足りないよ❗️じゃああなたの腕時計貸してくださいよ❗️」


私 「私はこの教室のタイムキーパーです。時計なしでは試験の進行ができません」


男性「じゃあ10分おきに私にあなたの腕時計を見せにきてよ」


私 「できません」


男性「なんで❓」


私 「私には教室全体の監督の義務があるんです」


男性「そんならやっぱりスマホで時計見ますからね❗️」


私 「禁止行為を行なった場合は退場していただきます。監督員には退場を命じる権限があります」


男性「…クソアマ💢」(
←小声で)



時間になったので試験が始まりました。


その時の監督補助は私より年上の女性でした。

以下の会話は試験中の受験生に聞こえないよう超小声で、筆談を交えながらやりとりされています。


補助「監督さん、名案があります❗️私の時計をあの人に貸してあげます❗️」

私 「その必要はありません」


補助「なぜですか❓可哀想じゃないですか」


私 「監督補助員には、監督者が正しく時間通りに試験を運営しているか、自分の時計でチェックする義務があります。時計なしでどうやってその仕事を行えますか❓」


補助「えっ❓・・・えっ❓」


そんなの初耳という顔です。
監督者マニュアル読んでないのでしょうか😮‍💨はぁぁ



私 「・・・では試験本部に行って本部責任者の指示を仰いできますので、私が不在の間あの男性がスマホを見ないか充分気をつけていてください」


本部責任者は試験主催団体の正職員か、OB/OGです。全権者です。


私 「これこれこういうわけです。受験者も受験者ですが、それに加えて自覚の足りない補助員さんでは、今回の教室運営が困難すぎます。せめて補助員を交代してください」


その時の私の担当教室は中規模で監督1名補助1名でしたが、大教室で監督1名補助3名という所があったのです。
そういう教室との補助員トレード要請です。


本部監督者「わかった❗️」


まず補助員トレードは速攻で実行されました。
また本部責任者指示により、交代で新しく来た補助員さんが「自分の腕時計を用いて」30分おきに時刻を板書する(特定受験者にだけ時刻を個別通知することはしない)ことで決着しました。


試験終了を宣言し、退場を促した後で、例の男性受験者が私の方にやってきました。


私 (何か言って帰らないと気が済まないのかな❓)


男性「…さっきはその、すみませんでした。あの〜それで〜」

私 (ひとこと謝れとでも言うのかな❓)


男性「このことで試験結果に影響とかありませんよね❓」


態度で減点されないかという質問でした。

そうきたか❗️


私 「試験の合否はあくまで筆記の点数によります」
男性「アハハ❗️ですよね〜❗️あーよかった❗️」


よくはないけど。



これから受験される予定の方がいらっしゃいましたら、
弁当を忘れても時計は忘れないようご注意ください。


忘れた場合は大学の門前コンビニで間に合わせの時計を購入してください。

大きな大学の門前コンビニは、時計を売ってる率も住宅街のど真ん中のコンビニよりは高いです。
必ずしもではありませんが。


なんなら前夜から腕時計をつけたまま寝てくだい。

お願いいたします。