鯨は賢いから大切に・ワニは凶暴で怖い:本当にそうでしょうか❓
タイトルに使った「鯨は賢いから〜」は、白人の過激環境保護活動家が言いがち
だと私が思う言葉です。
しかし、これからご紹介する画像をご覧ください。
鯨が
「一旦陸に上がった後に再び海に戻った海棲哺乳類」
であることはみなさんご存知でしょう。
そしてこれが鯨の直系先祖パキケトゥス(5,300万年前)です。
体長1、5m。
こちらはパキケトゥスから分岐したアンブロケトゥス(5,000万年前)です。
体長3m。
巨大な頭部、裂けた口、鋭い歯等から凶暴な肉食哺乳類だったと考えられています。
ワニに似ていますね。
こちらが更に水中生活に適応して前脚がヒレ化し、後脚が退化して小さくなったバシロサウルス(4,000万年前)です。
体長2、5m。
魚を食べるようになったためか、アンブロケトゥスよりも口が小さくなっています。
この鯨の進化とそれに伴う形態変化をまとめたのが下の画像です。
(年代については幅があるので若干ずれています。誤差の範囲です)
現生人類ホモ・サピエンス(私たちです)が発生したのが20万年前なので
我々はワニのような姿形をした、水辺の凶暴な肉食哺乳類だった頃の鯨を
知りません。
なので冒頭のようなイメージが出来上がったのでしょうが、イメージだけで
善悪を語れるほど単純な話ではないということです。
話が変わりますが、グリーンピースのような鯨偏愛家は、ふたこと目には
「鯨(やイルカ)は非常に知能の高い賢い動物だから保護しなくてはならない❗️」
と言いますが、
「豚やカラスも相当に知能が高いことが動物学者によって究明されて
いますが、どう思われますか❓」
と返されると必ずダンマリを決め込みますね。
結局イメージですよね。
問題)👆どちらがワニでしょう❓


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