花>コンフリー(ヒレハリソウ):かつて健康食ブームを巻き起こしたハーブ
コンフリーは欧州原産のハーブ。
和名はヒレハリソウ(鰭玻璃草)。
シソ目ムラサキ科ヒレハリソウ属。
日本へは観賞用として明治時代に輸入されました。
それが昭和40年代になって突然大ブームが巻き起こったそうです。
何にでも効く万能薬草という触れ込みで、青汁・天ぷら・お浸し・和え物・ハーブティーなどが推奨されたようです。
ブームになった理由は
「長寿者が多いコーカサス地方で常食されているハーブ(薬草)だから」
……………………。
なんというか…💧
「中国人に肥満がいないのは、烏龍茶を飲んでるからだ」
という触れ込みで1981年に烏龍茶ブームが起きた(仕掛けたのはサントリー)という話とよく似てますね。
しかし欧州で
「コンフリーの大量摂取は、含有されるピロリジジンアルカロイドで肝臓を傷める可能性がある」
と言われ出したことで、コンフリーブームは突然終焉したそうです。
ブームの時に競って家庭の庭に植えられたものが、現在野生化しています。
烏龍茶の方もねえ…
結局その後中国の富裕化とともに肥満は増加。
今や肥満率は日本以上。
👇画像はニッセイアセットマネジエント「主要国の肥満率」より。
つまり1981年当時の中国に肥満が少なかったのは単に貧困率が高かっただけという…。
もちろん烏龍茶にもコンフリーにも罪はありません。
コンフリーの花はご覧の通り可憐です。
花期は5月〜8月。
花色は紫・白・ピンク・赤などです。
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