HSS型HSP🌏Millieの脳内世界

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A big chill is coming. Be sure to stay warm.Watch out for thermal shock.December is almost here.
寒波襲来です。暖かくお過ごしください。ヒートショックにご用心。もうすぐ師走です。

クイズ>クイズの解答>ゾウの鼻はなぜ力強い?




<問題>


ゾウが大きくて重い鼻を自由自在に動かせ、また重量物を持てるのはなぜ?

<解答選択肢・3択>


❶ 骨があるからに決まってます。骨のない組織は動かせません。

❷ 皮膚がめちゃくちゃ固く強靭で、大きな力を生み出しています。

❸ 特殊な筋肉構造が骨の代わりを果たしています。


<答え>


❸ 特殊な筋肉構造が骨の代わりを果たしています。


茶色い方マンモスの化石標本、白い方は現生のアジアゾウの骨格標本です。
鼻には骨がありません。


 


こちらはゾウの頭蓋骨の断面模型です。
上唇と鼻が融合していることがおわかりいただけるかと思います。


人間の鼻にも骨はありません。
頭蓋骨では鼻の部分はぽっかりと穴です。


画像は村中医療機器より。
解剖模型です。


ゾウの鼻は「筋内包骨格」と呼ばれる筋組織構造です。
一番内部に放射筋、その外側に縦走筋、更にその外側に斜走筋、と筋肉がレイヤー(層)をなす筋肉の束です。


人間の体は基本的に骨に引っ張られなければ筋肉が動かない仕組みになっています。
しかし1か所だけ、骨がないのに動く部位があります。


「舌」です。


舌は人間(と像以外の大半の哺乳類)が持つただひとつの筋内包骨格ですが、哺乳類以外には脚が全部筋内包骨格という生き物もいます。


イカやタコの脚を包丁で切る時、骨がありませんね。


彼らの脚(実は生物学的には脚ではなく「腕」)も筋内包骨格です。


人間の舌が骨がなくとも筋肉の力だけで自在に動くように、ゾウの鼻も筋肉構造だけで自在に動きます。


人体は約650の筋組織から成り立っています。
それに対しゾウは、鼻だけでも40,000の筋組織から成っています。


そのため人間の舌よりもはるかに繊細な動きができ、また強靭で、重い物も持ち運びができます。


余談ですが魚類には舌がありません。


<回答者様発表>


❶と答えた人 :2名

❷と答えた人 :2名

❸と答えた人 :3名


<回答者7名中正解者3名>


  春風なおこ   様

  のろのろ    様

  はっち     様

  エンディミオン 様

🌸ake       様

🌸東京田舎っぺ  様

🌸IG3Ps     様


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