散歩>武蔵野市~三鷹市②の⑵観音院と杵築地神社(富士山もあります)
タイトルを修正したので上げ直します。
初公開:本日2022/11/07 14:00
②の⑴から続いています。
栄見山観音院(曹洞宗・現住職で29代目)はJR武蔵境駅南口バスロータリーのすぐ横にある、駅至近とは思えないくらい広い寺院です。
墓地内ある石仏「阿弥陀如来像」は天和2(1682)年造立で武蔵野市内最古。
武蔵野市有形文化財に指定されています。
この阿弥陀如来像は、出雲松江藩の領地だったことから出雲新田と呼ばれていたこの一帯を開墾した保谷三右衛門の供養のために、松江直政(初代松江藩主・徳川家康の次男の長男・徳川家光のいとこ)の勅命で造立されたと言われています。
出雲新田は境新田、境村、と名を変え現在の名称武蔵野市境に至ります。
昨年訪問時に撮った写真が見つからず、画像は2点とも武蔵野市観光機構よりお借りしました。
イトーヨーカドーをはさんで反対側(東側)を少し南下すると杵築(きづき)神社があります。
杵築大社とも呼ばれています。
「杵築神社」…あまり聞かない名前ですね。
東京によくあるのは、八幡神社、氷川神社、稲荷神社と天満宮です。
実は、杵築神社とは出雲大社の旧称です。
松平直政は徳川幕府の繁栄と天下泰平を祈願して領国の出雲杵築大社(現出雲大社)を分祀しました。
分祀(ぶんし)とは、本社と同じ祭神を、別に神社を設けてまつること。
また、その神社そのものを指します。
祭神は大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)つまり大黒様です。
また約300年後の第二次世界大戦後には松江市の美保神社の祭神・蛭子命(ひるこのみこと)つまり「えびす様」を合祀しました。
合祀(ごうし)とは複数の神を合わせて祀ることです。
現在は大黒様と恵比寿様が仲良く一緒に祀られています。
※恵比寿様は大国主命(大黒様)の息子・事代主神(ことしろぬしかみ)という説もあります。
杵築神社の写真は全部私が撮影しました。
武蔵境総鎮守です。
外から見るよりも奥行きがあり、富士山(富士浅間神社)もあります。
ふもとには小さいながらも錦鯉の泳ぐ池。
登りました。
カラスの巣に注意の看板がありますが、今年のカラスの繁殖期(夏)はもう終わっているので大丈夫です。
山頂の富士浅間神社。
道向こうの稲荷明神。
ここから南へ歩くとすぐに①でご紹介した園芸店「船木園」です。
では、③に続きます。
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