私の話>余はいかにして夏休みの宿題を仕上げしか
小学校入学早々の、初の夏休みに
「夏休みの絵日記帳、初日に全40ページ絵入れをすませちゃった」
話です。
私は幼児期記憶が平均より相当鮮明で、細かいことまで覚えてます。
なので子供の頃の話をすると、平均的な幼児期記憶を持つ方にはなかなか信じてもらえず
「そこまで覚えてるものなの?」
「半分フィクションじゃない?」
と言われることがありますが、あなたとは違う人間もいるということを
ご理解いただければ幸いです。
小学校1年生の夏休みの1日目。
計算ドリルや漢字ドリルは午前中に一気に仕上げた私。
午後には硬筆書写と読書感想文も書きあげ、ついでに絵の宿題も終えてしまいました。
残るは絵日記だけ。
さすがに文章は毎日書かなきゃいけないだろうけど、絵は良いんじゃない❓
と思った私は、いわゆる「夏っぽい絵」を40ページ分、怒涛の勢いで一気に描き上げました。
ああ、自分の有能さがコワイ。
ところが私が一気呵成に片づけた宿題を見た母親は、金切り声を上げました。
「アンタ、なにやってんの!?」
私は驚きました。だって、「サザエさん」ではカツオが夏休みの宿題を8月31日まで放置して怒られてるじゃないですか(夏の鉄板ネタ)。
その逆で、全部早くやり終えたんだから、ほめられこそすれ怒られる筋合いなんか、どこにあるんでしょうか❓
アルピニストが「そこに山があるから登る」と言うように「そこに白紙があるから埋める」衝動に突き動かされただけかもしれませんが。
注)アルピニストは深く考えてから登ってます💧
それにしても怒られるなんて夢にも思っていなかった私は、心底びっくりしました。
母親(実は小学校教師でした)の言い分はこうです。
- 夏休みの宿題というのは、家にいても毎日自主的にコツコツ勉強するという、習慣づけが主目的である。
- それを全部最初に片づけたら、残り39日間いったい何をやるのか❓
- 1日100ページやって残り99日を遊ぶ子供より、1日1ページずつ100日続けられる子子供の方が100倍偉い。
- あんたはウサギとカメのウサギだ。慢心した挙句に最後にカメに抜かれるウサギだ。
- 今から新しい日記帳を買い直してくるから、心を入れ替えて毎日1ページずつ書きなさい!
かなり頭ごなしにガミガミ怒られた記憶があります。
そこで私はどう返事したのか?
すいません、続きます。
(今日のブログタイトルの元ネタ)
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