ぶっとび様にコメントしたいけど、コメント欄を閉じられてる方なので記事にしました。

那珂湊酒列磯前神社の「葡萄と栗鼠」（左甚五郎作・木彫）の意味は何だろう？へのアンサーです。

ブドウは実が多く、リスは子だくさん（ネズミ目ですからね）ということで、中国では吉祥紋様のひとつなんです。

中国を中心に東アジア地域では工芸品のデザインとしてよく使われています。琉球では、主に漆器のデザインとして盛んに用いられていました。

那珂湊酒列磯前神社の「葡萄と栗鼠」画像は残念ながらここに貼れそうなものが見つからないので、他のを少しご紹介します。

❶中国古玩時代 銅製彫刻栗鼠葡萄紋鼻烟壼（嗅ぎ煙草を入れるツボ）
画像はKERA HEALTHより。

❷ 中国古玩時代 文房四宝葡萄栗鼠彫刻端渓硯（習字に使う硯です）
画像はヤフオクより。

❸こちらは現代もの。柘植の櫛です。
オンラインショップiichiより。
お値段は税込み28,000円だけど既に在庫なし。
※本柘植に手彫りの数量限定ものだとこのくらいのお値段はします。

❹最後にこちらは沖縄の首里城正殿の「葡萄と栗鼠」。
金が施された彩色木彫です。

けっこうあちこちにあるのですね。

中国では蝙蝠（コウモリ）も吉祥文様です。

画像はオークフリーより。