潜水艦しんかい6500とタイタン号を比較してわかったこと<前編>
しんかい6500の実物大模型を見たことがあります。
横浜にある「三菱みなとみらい技術館」(三菱重工業の企業内ミュージアム)の「深海ゾーン」に展示されています。
しんかい6500は国立研究開発法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)に依頼された三菱重工神戸造船所が1989年に製造したものです。
これが「ほぼ真球(真球度は1.004)」の耐圧殻。
内径2m。
定員3名(操縦士2名+研究者1名)➡2008年~操縦士1名+研究者2名。
画像はJAMSTEC公式より。
2012年に一度改修工事が施されましたが、34年経った今でも現役です。
通算1,500回以上の潜水歴を持ちます。
2018年に初めてワンマン運転に成功しました。
これで2名に研究者が同時に乗ることが可能となりました。
現在、2025年完成に向けてしんかい12000が製造中です。
しんかい6500は6,500mまで潜れるゆえの命名です。
一方しんかい12000は12,000mまで潜れる性能を目指しています。
水深6,000m以上は「超深海」と呼ばれ「宇宙以上の秘境」という言われ方もします。
これがしんかい6500。
画像はJAMSTEC公式より。
細部がよりわかりやすいように、静岡のプラモデル会社・㈱はせがわが発売している1/72スケールプラモデルも載せておきます。
一方こちらが今回爆縮事故を起こしたアメリカの観光会社・オーシャンゲート社のタイタン号です。
海洋調査船であるしんかい6500にあるマニュピレーター(研究サンプル採取用の必需品)が観光船タイタンにはありません。
しかし、それ以上の大きな違いがありました。
すみません、長くなったので後編に続きます。
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