思い付き政策の極みで国民の分断狙いか?:多子世帯だけ大学の学費無償
2025年度から多子世帯(子ども3人以上)だけ大学の学費無償
(政府発表)
2025年度に大学に入学する子供が生まれたのは2007年頃です。
「子ども一人あたりの養育費、2,000万円(大学までやる場合)」
と言われ、各種手当も手薄だった頃。
高校だってまだ無償じゃなかった。
真面目な人ほど、教育費を計算して計算して・・・一人か二人にしておこうと決断したはずですよ。
そんな中で3人以上産んだのは、2千万×3人が自腹で払えると考えた高所得世帯。
もしくはあまり教育熱心ではなく、計画性にもやや乏しい低所得世帯。
こんな感じに二極化していたと記憶しています。
それがここにきて突然
「子供を二人しか生まなかった親は大学の学費を全額自費で払え。3人産んだ人はご褒美で全額免除」
って・・・。
極端すぎるんだよ!!
同世代の分断を狙っているとしか思えない。
今17歳前後の子どもの親世代は、若くても40歳くらい。
だったらと今から慌てて3人目を生むには、もうかなり生物学的に無理がある。
じゃあ今現在妊活している世代がこれから生む子が18歳になる頃までこの制度が続いているでしょうか?
誰も続いてると明言できないでしょう。
この思い付き政策を考えついた、当の本人すら全く保証できないと思います。
本当に愚策の極みです。
子どもの数に関係なく成績優秀者を対象に学費全額免除特待生枠を広げるとか、もっとやり方はあるでしょう。
一人っ子、二人っ子世帯と多子世帯を仲違いさせて分断したいのかとすら思ってしまいます。
<左から>
一人っ子の親:全額負担/多子の親:負担ゼロ/二人っ子の親:全額負担×2
実際、これが原因でぎくしゃくする親同士って多いんじゃないでしょうか。
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