漫画家･芦原妃名子さんの訃報で思ったことを書きました。

改めて感じたのが、永井豪先生（説明不要の巨匠）と二ノ宮知子先生（のだめカンタービレを大ヒットさせた巨匠）は強いなあということです。

このお二人、強さの方向性が真逆に違うんですけど。

自分の原作を9割改変されても意に介さない懐の大きさ

永井豪作品といえば、その大多数がアニメ化または実写化されています。

そして実写化作品は毎度（マンガやアニメのファンには）不評です。

特に何度も何度も繰り返し実写化されている「キューティーハニー」なんか、もう…（自主規制）。

しかし巨匠・永井豪のスタンスは、数十年一貫して変わりません。

「どうぞご自由に改変してください。何も口出しません」

もう見事なくらい徹底的にこれです。

そして完成試写会やら公開挨拶に呼ばれては、満面の笑顔で

「素晴らしい作品です。見てくださいね！」

と毎度毎度言い切る。

その結果がコケようが、世間のレビューが悪かろうが、全く意に介さず。

「素晴らしい作品です！僕は好きです！」

と、あっぱれなくらい言い通す。

ここまで徹底できたら漢（オトコ）だよ…とちょっと痺れるエンドウでした。

最新の映像化作品は「唐獅子仮面」（上映中！）

初映像化となる「唐獅子仮面」は2024/1/24（先週）公開でただいま上映中です。

前編英語。日本語字幕。

完成披露上映会での永井豪先生。
画像はオリコンニュース2024/01/11よりお借りしました。

❷に続きます。