My opinion>プラセボ効果とノセボ効果と医師選び
ノセボ効果(nocebo effect)とは、プラセボ効果(Placebo effect)の真逆です。
プラセボ効果(Placebo effect)※擬薬効果ともいう
有効成分が含まれていない薬剤(偽薬、プラセボともいわれる)💊によって、症状の改善や副作用の出現が見られること。
ノセボ効果(nocebo effect)※反偽薬効果ともいう
有効成分が含まれている薬剤💊であるにもかかわらず、偽薬といって投与されると症状の改善が低下する、もしくは全く見られなくなること。
毒と偽られた場合は、ありえない副作用が出現することも。
ここで要注意なのは、医療者への不信感がある場合もノセボ効果が出るということです。
医療者への不信感がある場合、薬品の有効度は20%低下するという報告があります。
ときどき
「今の医師とはそりが合わないが、我慢している」
という方がいらっしゃいますが、「そりの合う、好きな医師」から同じ薬をもらう場合に比べ薬の効きが悪くなっている可能性があります。
日本では、昔は「一度通い出した医師は簡単に変えてはいけない」神話が根強くありました。
医師の方もよそに移る患者を「病院ホッパー」呼ばわりし
「そんな患者は、何度も病院を変えないと気が済まない。そうしてるうちにどんどん悪化する」
といった呪詛の言葉を、平気でマスコミで発言したりしていました。
時代が変わり、今はセカンドオピニオンも転院も普通になりました。
でもまだ一部に神話は残っていて
「嫌いなタイプの先生だけど、腕はいいらしいから」
「薬をもらうだけだから」
「転院はしんどいから」
「他の病院は遠いから」
といってためらう人も少なくないようです。
しかし、同じ薬でも好きな医師から処方してもらうのと、嫌いなタイプの医師からもらうのとでは有効度が20%も違うとしたら、どうですか?
私は医師が複数いる大きな病院で嫌~なタイプに当たったら、チェンジを申し入れます。
乳がん手術をした病院でも、執刀医が決まるまで(精密検査段階の約1か月半)は、その日の外来担当医にシャッフルで当たりました。
その中にひとり、自分の考えをグイグイ押し付けて来て、私が違う希望を言うと「変わってるわね」と言う女性医師がいました。
なので病院事務室に
「A医師だけは、私の執刀医にしないでほしい。理由はコレコレ」
と正式に申し入れました。
普通に聞き入れられましたよ。
おかげさまで真摯で丁寧な執刀医に当たりました。
医師は、選びましょう。
同じ薬なら有効度100%を取りにいきましょう。💊
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