今日は何の日>春彼岸:春のお彼岸とぼたもちの謎
お彼岸のお供物の定番といえば、春はぼたもち、秋はおはぎですね。
おがついてる方がお上品だから、と言って、頑なにどちらも「おはぎ」で押し通す人もいますが。
いや、うちの親戚にいるんです。
「ぼた餅、のボタッ❗️ていう発音が下品だから嫌い」
とか言って😓
解説しても聞く耳もたずの人なのでもう親戚の誰もその人に解説する人はいないのですが、ぼた餅のぼたは牡丹のぼたですからね。
どこが下品なのか理解に苦しみます。
こんな艶やかな花なのに。
なぜ牡丹なのか
一般的にはこう解説されます。
「牡丹はちょうど春のお彼岸頃に咲くので、春彼岸のお供え菓子をぼた餅呼んだ」
…今、咲いてますか、牡丹❓
野外では咲いてませんよね。
ハウス栽培のならありますけど。
露地物の春牡丹の花期は4〜6月、寒牡丹の花期は11〜1月。
春牡丹の花期も微妙に春分の日からは外れております。
「バカね〜、そんなの旧暦に決まってるでしょ❗️」
と言った方が昔いらっしゃいましたが(本当に馬鹿と言われた💢)
新暦の3月20日前後は旧暦では2月20日前後です。
一方牡丹の花期を旧暦で表現すると、春牡丹が3〜5月、寒牡丹が10〜12月。
ズレているのは一緒でございます。
なのになぜ、まことしやかに「牡丹はちょうど春のお彼岸に咲くから」と言われるようになったのか、疑問です。
なぜ「おはぎはつぶあん、ぼた餅はこしあん」なのか
これには明快な理由があります。
それは、アンコの原料の小豆が実るのが秋だから。
●秋のお彼岸では、収穫したばかりの柔らかい小豆が使えた。
👇
皮ごと潰す、つぶ餡でも食べられた。
●春のお彼岸では、半年貯蔵して皮が固くなった小豆を使う必要があった。
👇
皮を取り除いてから潰す、こし餡にする必要があった。
ちなみに、たびたびカミングアウトしてます通り、私は甘いもの全般があまり得意ではありません。
それでも餅とあんこのペアリングでしたら、お付き合いの場では、付き合いだからと腹を括れば食べられるのですが…
米飯と小豆あんのペアリングだけはどうしてもダメです。
米飯が甘いということを、脳が全力で拒否してきます。
ぼた餅/おはぎがお好きな方には大変申し訳ありませんが、下戸と一緒だと思ってください。
あ、落雁は大丈夫です❗️
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