HSS型HSP🌏Millieの脳内世界

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It is getting hotter.
Be careful not to eat too much cold food.
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雑学>石川啄木困ったちゃん武勇伝❶授業をサボりすぎて後々自分が困る

石川啄木の困ったちゃんエピソードは、文学オタクには有名です。
前回チラリとだけ披露してみましたが、もう少し突っ込みたくなりました。
追加記事を2〜3記事書こうかなと思います。


後に教科書にも載る石川啄木の短歌

東海の小島の磯の白砂に われ泣きぬれて 蟹とたはむる


はたらけどはたらけど猶(なほ)  わが生活(くらし)楽にならざり 

ぢっと手を見る


不来方のお城の草に寝ころびて 空に吸はれし 十五の心


非常に感傷的な、しかし鮮烈な短歌を詠み、天才と言われながら26歳で惜しまれつつ早逝。


後に文豪と呼ばれる一人になる、石川啄木(本名:石川一)。


しかし彼は、ひたすら貧苦と病苦に喘ぐ、真面目で勤勉な好青年…というわけでもありませんでした。


まず、地頭は良かったのになかなか正規の仕事にありつけなかったのは、中学校を中退してしまったからです。


その中退の原因が、サボり癖とズル癖。


当時は尋常小学校(4年)だけが義務教育だったので、当然中学は入試がありました。
ハジメちゃんは合格者128人中10番の好成績で合格しました。

ところが入学後は、しょっちゅう授業を抜け出して授業をサボる。


不来方のお城の草に寝ころびて 空に吸はれし 十五の心


「不来方城(盛岡城のこと)の城跡の草に寝転んで、空を眺めていると、心が空に吸い込まれそうに思った15歳の頃」


瑞々しい感傷たっぷりに詠んでますが、これも授業をサボって学校を抜け出して城址の芝生で寝てたんですね。


👇盛岡城址公園。
確かに寝転んだら気持ちよさそうです。
画像はサライより。

 


それでも無事に最終学年(5年生)まで進級しました。
しかし1学期の期末試験でカンニングをしようとして、バレたハジメちゃん。
結局退学する羽目に。



この「中学中退」の学歴が後々アダになり、代用教員(非正規)や商工会議所の臨時職員(非正規)函館日日新聞の遊軍記者(限りなく非正規に近い正規)といった仕事を転々とすることになります。


東京では、当時の編集長が同郷(盛岡出身)だったことで大手の朝日新聞に正規就職を果たすも、給与の良い記者ではなく、薄給の校正係。


中学をまともに卒業してればねえ。


また、ハジメちゃんはまだ定職に着く前の18歳で、中学時代の初恋の相手、節子夫人と結婚しています。


10代のうちに初恋同士で結婚。
なんてピュアでロマンチックなの💕と、今思われた方もいらっしゃるでしょうが、
ハジメちゃんはこの結婚式でもとんでもないことをやらかしてます。


結婚式編に続きます。


画像は節子夫人。