HSS型HSP🌏Millieの脳内世界

いらっしゃいませ。お好きな記事へどうぞ。

   

It is getting hotter.
Be careful not to eat too much cold food.
This year's ducklings will hatch soon.
How many ducklings will we see ?

HSPの提唱者はアーロン博士

● SPS(Sensory processing sensitivity)
 「感覚処理感受性」
  中枢神経系の感度の敏感さ
● HSP(Highly Sensitive Person)  
 「高感度人」
  生まれつきSPS値が高いという人格特性を持った人


この2つは、アメリカの女性心理学者、エレイン・N・アーロン博士が1996年に出版した
「The Highly Sensitive Person」という本の中で発表した観念です。
日本語訳も出ています。   

ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ。 (SB文庫)
ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ。 (SB文庫)
SBクリエイティブ

(単行本は落ち着いた装丁なのですが、なぜか文庫はコミカルな表紙。レビューにも「表紙が内容の誤解を生む」という苦言の声が複数・・・)


アーロン博士は、中枢神経系の感度が平均より高い人は人口の15~20%の割合で生まれ、それは人格特性であり、障害ではないと明言しています。
そのため、脳の障害と定義づけられている発達障害と違い、治療方法も薬もありません。


発達障害の原因の一つと言われる脳内伝達物質の不足には、処方薬が確立しています。


  • ドーパミンを増やすならコンサータ(ドーパミン再取込阻害薬)
  • ノルアドレナリンを増やすならストラテラ(ノルアドレナリン再取込阻害薬


など。ただしどちらも治療薬ではないので、効果が出る人も、薬をやめると元に戻ります。
頭痛や食欲減退などの副作用で続けられない人もいるようです。


対してHSPは、生まれつき脳の偏桃体という部分の働きが高いことが原因で、感覚が鋭敏なのだそうです。
こちらは、例えば薬で偏桃体の働きを鈍らせる・・・なんてことはできません!


またアーロン博士は、人より感覚のアンテナが高いことは長所でもあると言っています。


HSPの初歩的診断は、たったの4つ、D・O・E・S(ダズ)。
全て当てはまればHSP。一つでも当てはまらなければ非HSPなのだそうです。


DOESについては次の記事で書きます。