亀>上野不忍池:捕獲を逃れた亀たち
上野の不忍池。
一昨年2020年夏には「うじゃうじゃ」と形容できるほど多数の亀がいました。
しかしそれらの過半数が外来種のミシシッピアカミミガメ。
数年前まで子亀が「ミドリガメ」の名前で安価で売られていた、あれです。
そのため東京都は昨年2021年、都内の主要な池で大掛かりな駆除(罠型捕獲器による捕獲)を展開。
功を奏したのか、今年2022年にはどこの池でも亀の姿がめっきり減りました。
一昨年の今頃は写真一枚に20匹は亀が写り込んでいた不忍池でも、今年はこのくらいしかいません。
駆除されるほどに繁殖してしまったアカミミガメは、ペットとして輸入されたものです。
そのため大半が「捨て亀」と思われています。
捕獲したアカミミガメを殺処分しているのかどうしているのか、都は公表していません。
(調べても出てきません)
アカミミガメは生命力も気性も強すぎて、在来種のニホンイシガメ(大人しくて繊細)を駆逐してしまう恐れがある(実際石亀は年々生息数が減っている)ためと言われます。
これでニホンイシガメの生息数が復活してくれれば、アカミミガメの犠牲も少しは救われるのですが。



このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。