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映画評>42 世界を変えた男:2013年米(伝記/野球映画)


Based on a true story.

「42 世界を変えた男」(原題:42)


アフリカ系アメリカ人初のメジャーリーガー(ブルックリン・ドジャース)ジャッキー・ロビンソンを描いた伝記映画。

「42」はロビンソンの背番号。

1972年からドジャースでは永久欠番である。

更に1997年にはMLB全球団での永久欠番に指定された。


アメリカ・カナダでは公開から3日で2,730万ドルを売上げ初登場1位。

野球映画史上最高オープニング記録を樹立。


アフリカ系アメリカ人初の合衆国最高裁判所判事サーグッド・マーシャルを演じたチャドウィック・ボーズマンが2013年に主演した映画です。


「マーシャル」の記事はこちら。


「マーシャル」に「法定を変えた男」という邦題独自のサブタイが付けられたのは、先に公開されたこの「42」に付いた邦題サブタイ「世界を変えた男」の流れなんですね。


ジャッキー・ロビンソン(1919~1972)


正式名はジャック・ルーズベルト・ロビンソン。
サーグッド・マーシャルとの共通点は、祖父がアフリカから買われてきた黒人奴隷だったこと。


それほど超人的な成績を残したのか❓というと、そこまでではなかったようです。


有色人種を排斥していた当時のMLB(メジャーリーグ)で、露骨なハラスメントに遭いながらも常に紳士的なプレーを貫き、世の中に「黒人メジャーリーガーはアリである」と認めさせたことこそが彼の最大の功績です。




チャドウィック・ボーズマン(1976~2020)


人物紹介は上に貼った「マーシャル」の記事に書いています。



あらすじ


1947年。

第二次世界大戦が終結、プロ野球が活動を再開したアメリカ。

しかし当時はまだ人種差別が激しく、MLB(メジャーリーグ)も有色人種を排斥していた。

黒人は黒人だけの「ニグロ・リーグ」に入る他に道がなかった。

ブルックリン・ドジャース(現ロサンゼルス・ドジャース)のゼネラルマネージャー、ブランチ・リッキーは、ニグロリーグのジャッキー・ロビンソンの引き抜きを決める。

ロビンソンは他球団のみならず、チームメイトやファンからまで差別を受ける。

しかし相手球団からの罵倒や嫌がらせの危険球に耐え必死にプレーする彼の姿が、やがて周囲の意識を変えていく。



評価


🌟🌟🌟🌟(5点中4点)


王道な爽快感のある映画。
ただ、私は若干ドロドロしていた「マーシャル 法廷を変えた男」の方が好きかな。


自分が子供の頃からスポーツが不得意だったので、法廷物の方を面白く感じてしまう傾向があるのかもしれません。



雑談


それにしてもチャドウィック・ボーズマンは良い役者ですね。
43歳で亡くなってしまったことが本当に残念でなりません。


アベンジャーズやキャプテンアメリカの脇役の時は、なんかサラッと観流してしまってましたが、主演をやると光ります✨


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42~世界を変えた男~ (字幕版)
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その他


現在Amazonプライムビデオで有料で観れる彼の主演作品はあと3つ。


「ジェームス・ブラウン 最高の魂を持つ男」
「ブラックパンサー」
「21ブリッジ」


有料で観るか、会員無料になるのを待つか考え中です。
(有料で観た作品に限って直後に無料に入ってくるパターンが多いもので💦)