HSS型HSP🌏Millieの脳内世界

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HSPの日本語訳の「繊細さん」が招くあらぬ誤解が迷惑

Millie Endo


初公開:2021/6/30


ネットを見ていると、世間さまのHSPに対する大きな誤解に気づくことがあります。


だいたい個人の方のSNSでのつぶやきです。


例えばこんな意見です。


  • 最近HSPをカミングアウトする人が増えてるけど、HSPって結局、発達障害を言い換えただけだよね。
  • 発達障害だとビョーキだけど、HSPって言えばビョーキを認めないで済むからね。
  • 誰だってひどいこと言われれば傷つく。自分だけ「私は繊細なんです」って、免罪符にしないでほしい。みんな平等だよ。
  • 繊細?そんなの「慣れ」の問題でしょ。誰だって努力して慣れてるのよ。甘えないでほしいホント。



HSPとはHighly Sensitive Person の略。


「とても敏感な人」という意味です。五感が過敏なんです。


しかし日本に紹介される際に、誰が言い出したのか「繊細さん」という言葉が使われたのが誤解の元な気がします。


一部の人に


「自分だけデリケートぶるんじゃないよ!チッ!!」


といらぬ反感を抱かせてるような感じです。


その一部の人たち(下左)がおそらく持っているであろう繊細のイメージ(下右)。


ところで、「慣れ」とは恐ろしい言葉ですね。


私が子供の頃は、お酒が全く飲めない人に


「訓練すればだれでも酒を飲めるようになる。自分がそうだったから!」


「だから練習しろ。じゃんじゃん飲んで早く慣れろ!」


と酒を強要することが、普通に行われていました。




いいですか。

アルコールとは慣れるものではありません。


酒(アルコール)が飲めない人というのは、肝臓のアルコール分解酵素ALDH2(アルデヒド脱水素酵素2)が少ない、または全く持たない人です。



日本人の約40%は、ALDH2の活性が弱い「低活性型」
約4%はALDH2が活性しない=アルコール分解能力ゼロの「不活性型」


<アルコール感受性遺伝真種類>



そしてこれは遺伝で決まり、生まれた後でいくら訓練してもいっさい増えません。


「働かぬなら 働かせてみよう ホトトギス」


とはなりません。怠けて働かないわけではありません。


私はビールをひと舐めしただけで顔が真っ赤になり、気分が悪くなります。


アルコールを飲んで「顔が赤くなる」のは、急性アルコール中毒の症状です。


ちなみに私は消毒用アルコールでも皮膚が赤変します。


医師に「非活性型」と明言されています。


昔は、そういう人が「飲めば慣れる」と酒を強要された結果、


「急性アルコール中毒で救急搬送されたが、病院で死亡」


というニュースがけっこうありました。

 


今でこそ「アルハラ」という立派なハラスメント行為と認識されています。


しかし、かつてこの言葉がなかった頃、アルコールの無理強いで他人を死なせた人たちは、
とくに罪に問われてもいません。




それと同じで、HSPの「五感過敏」も生まれながらの脳の感覚野の特性です。


アルコール感受性と同じで、遺伝の可能性が高いといわれています。


いくらうるさい場所に毎日通おうが、決して慣れません。


それでも無理にうるさい場所に通い続けたら、ストレスで精神が変調をきたします。


これが「HSPはうつになりやすい」と言われるゆえんです。


「私は努力して騒音に慣れた!」と言ってる方は、


「私は毎日飲んでるうちに酒に慣れて、今は大トラよ。ガッハッハー!」


と言ってる人と同じく、もとからそれができる体質に生まれついているだけです。



チーターがライオンに


「訓練すれば時速100㎞で走れる!私にできることが、あなたにできないはずはない!
同じネコ科大型獣だから!」


といくら力説しても、無理なものは無理。



逆にオスライオンがオスチーターに


「家族はいいぞ。子どもは可愛い。お前もいっぺん家族を持ってみろよ!」


と言っても、絶対無理。


※チーターは単独生活者。例外なくメスが単独で子育てします。



HSPは発達障害などと違って「病気ではない」というのも、叩きやすい要素なんでしょうか?


病気じゃないんなら甘えるな!って。


私なぞは実際


「あなたほどハッキリものを言う人が繊細なわけない。むしろタフ」


「流行りに乗ってんじゃないわよ」


って言われたことがありますわ。


そうですねえ。


私は五感は敏感ですけど、モノは言えます。

             

ですから「繊細さん」という言葉は正直、嫌いです。


今からでも原語に忠実に「過敏さん」に直して欲しいくらいです。



私は、私がはっきり認識する雑音を「聞こえない」「ぜんぜん気にならない」という人に「訓練して聞き取れるようになって」「ちょっとは気にして」「耳鼻科に行って」などと要求する気は微塵もございません。


なので「訓練して聞こえなく(あるいは気にならなく)するべき。私を見習って」とも強要されたくない。


ただ、それだけなんです。


お読みいただき、ありがとうございました。








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