HSS型HSP🌏Millieの脳内世界

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It is getting hotter.
Be careful not to eat too much cold food.
This year's ducklings will hatch soon.
How many ducklings will we see ?

哺乳類>翼手目>コウモリについて語りたい❺コウモリの身体の作り

❹の最後で次が最終回と書きましたが、ごめんなさい。
1回増やしました。


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コウモリのからだ


出典元:コトバンク

出典元:株式会社リバネス


コウモリは「哺乳類のくせに唯一空を飛ぶ」奇妙な生き物だと思われています。
しかし哺乳類の種の約1/4はコウモリです。
なので哺乳類がランダムに5種集まれば1種は飛べるとも言えます。


羽根に見えるものは皮膜(指の間の膜。人間や犬猫にもほんの少しだけ存在する)何発達したものです。


コウモリがこれを発達させ飛翔能力を獲得したのは、哺乳類発生からすぐの非常に早い段階であったと近年の研究では言われています。


モモンガやムササビも発達した皮膜をもちますが、皮膜内に筋肉を持たないため滑空するだけです。

コウモリは皮膜内の筋肉(写真2枚目の矢印部分)を使って自由自在な飛翔ができます。


出典元:お絵かき図鑑


またコウモリ亜目(ココウモリ)は飛翔能力獲得後に反響定位(エコーロケーション)
能力も獲得しました。


出典元:科学技術振興機構(JST)



その上コウモリは、集団で飛ぶ時は互いに使う周波数を変えることで混信を防いでいることもわかっています。


ココウモリが夜行性なのは、彼らが飛翔能力を獲得した時点において既に昼の空は
恐竜(獣脚類)から進化した鳥類の支配下にあったからだと言われます。


後発者の取る道は二つ。


❶真っ向から挑みかかり、どちらかが滅びることも辞さない。
❷先発者のいないニッチ(隙間)を探す。


ホモサピエンスはこの点があまり賢くないのか、❶を選んでは戦争を繰り返しています。
合理的な生存戦略は❷の方です。


ココウモリは❷を選び、闇の中で視覚に頼らずに飛翔するために反響定位能力を
獲得しました。


なお、鳥類の中にもごく僅かに夜行性の種がいます。
ヨタカやフクロウ、ミミズク類です。
これらの夜行鳥類は昼行鳥類よりも少々敏感な聴覚と、巨大な眼球による優れた視力
(人間の100倍❗️)を獲得することで、暗闇での活動を可能にしています。

出典元:ナショナルジオグラフィック



では次回が本当の最終回、❻オオコウモリとココウモリです。